この記事では、「ヤブカンゾウ」と「ノカンゾウ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヤブカンゾウ」とは?
「ヤブカンゾウ(藪萱草)」とは、ススキノキ科ワスレグサ属に分類されている多年草のことを言います。
中国が原産で、草丈は50㎝〜100㎝程です。
葉は緑色で、根生の単葉、線形の全縁です。
「ヤブカンゾウ」の開花時期は7月〜8月頃で、ユリに似た八重咲きの橙色や赤色の花が咲きます。
「ヤブカンゾウ」は朝に咲いて夕方にしぼむ一日花です。
花、蕾、若芽、若葉は食用になり、蕾、根、葉は薬用になります。
「ヤブカンゾウ」の別称には、「オニカンゾウ」、「カンゾウナ」、「ワスレグサ」などがあります。
また、「ヤブカンゾウ」の英語表記は「daylily」などになります。
「ノカンゾウ」とは?
「ノカンゾウ(野萱草)」とは、ススキノキ科ワスレグサ属に属している多年草のことを表しています。
原産は中国で、草丈は50㎝〜80㎝くらいです。
葉は緑色、根生の単葉で線形です。
7月〜8月が開花時期で、6弁花でユリに似た橙赤色の花を咲かせる 一日花です。
「ノカンゾウ」の蕾、根、葉は薬用に、若芽、若葉、花は食用に利用されています。
「ノカンゾウ」には、「ベニカンゾウ」、「カンゾウ」、「ワスレグサ」などの別名があります。
そして、「ノカンゾウ」は英語で「citron daylily」などと表記します。
「ヤブカンゾウ」と「ノカンゾウ」の違い
「ヤブカンゾウ」と「ノカンゾウ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ヤブカンゾウ」の花は八重咲きですが、「ノカンゾウ」は一重咲きです。
「ヤブカンゾウ」と「ノカンゾウ」にはこのような違いが見られます。
まとめ
今回は「ヤブカンゾウ」と「ノカンゾウ」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「ヤブカンゾウ」と「ノカンゾウ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。