「ミョウバン」と「重曹」の違いとは?分かりやすく解釈

「ミョウバン」と「重曹」の違いとは?違い

この記事では、「ミョウバン」「重曹」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ミョウバン」とは?

一般的には硫酸アルミニウムカリウムを指します。

鉄ミョウバン、アンモニウム鉄ミョウバンなどもあり、これらとの混同を避けるためにカリミョウバンと呼ぶこともあります。

無色または白色の結晶で、味はやや苦く、粉末状です。

食品に対して、アク抜きや煮くずれ防止のために使用されます。

また、ナスの漬物を作る際に使用をすると、ナスの変色を防ぐことができます。

これは、アントシアニンという色素に「ミョウバン」が働きかけるためです。

アントシアニンは水溶性のため、水に溶けやすい性質があります。

水と一緒に加熱をすると食材から色が抜けます。

「ミョウバン」にはアルミニウムが含まれています。

アントシアニンとアルミニウムが結合をすると安定し、色が落ちにくくなります。

また、「ミョウバン」には抑汗作用や消臭作用もあります。

この働きを利用して自分で制汗剤を作ることができます。


「重曹」とは?

炭酸水素ナトリウムのことです。

白色の粉末状で、水に溶かしたものを口にするとやや苦みがあります。

加熱をすると炭酸ガスが発生をします。

この性質を利用して、ケーキなどを膨らませるために利用されています。

また、水溶液はアルカリ性で酸性の汚れを落とす際にも使われています。

コンロや換気扇の油汚れなどには、アルカリ性を示すものを使用することが適しています。

消臭作用もあります。

生ごみに振りかけたり、靴箱に入れて置いたりすると、ニオイの発生を抑制できます。


「ミョウバン」と「重曹」の違い

「ミョウバン」「重曹」の違いを、分かりやすく解説します。

白色の粉末である点が似ていますが、それぞれ別のものです。

前者は硫酸アルミニウムカリウム、後者は炭酸水素ナトリウムのことです。

それぞれ用途が異なります。

まとめ

見た目は似ていますが別のもので、用途も違います。

違い
違い比較辞典