「漁師」と「漁民」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「漁師」と「漁民」の違いとは?違い

この記事では、「漁師」「漁民」の違いを分かりやすく説明していきます。

「漁師」とは?

漁業を職業としている人のことを意味する言葉です。

海や川等で魚や貝などの水産物を獲る仕事をしています。

漁師には、近海漁業や沖合漁業、遠洋漁業など、さまざまな種類があり、漁船や網などの道具を使って、魚群を探したり、魚を集めたり、魚を引き上げたりする技術を持っています。

また、漁師は、漁業法では「漁業者」と呼ばれ、漁業の経営者として漁場の利用権を持っています。


「漁民」とは?

漁業で生計を立てている人々のことを意味する言葉です。

漁師の家族や関係者も含まれます。

漁民は、漁業者のために水産物の採捕や養殖に従事する「漁業従事者」や、水産物の加工や販売に関わる人々も含まれます。

また、漁民は、漁業法では「漁業者または漁業従事者たる個人」と定義され、漁業者とは区別されます。


「漁師」と「漁民」の違い

「漁師」「漁民」の違いを、分かりやすく解説します。

「漁師」とは、漁業を職業としている人のことで、漁業者や漁夫とも指します。

その一方で、「漁民」とは、漁業法で定められた用語で、漁業者または漁業従事者たる個人のことを指します。

つまり、「漁師」「漁民」は、一般的な日本語ではほとんど同じ意味で使われることが多いですが、法律的には異なる定義があります。

また、「漁民」「漁師」よりも改まった言い方として報道などで用いられることがあると言えるでしょう。

「漁師」の例文

・『この村には、古くから数多くの漁師が住んでいる』
・『漁師たちは、日々海からの恵みに感謝している』

「漁民」の例文

・『漁民は、冬場の漁の厳しさに、毎年苦戦している』
・『この地域の漁民の生活は、非常に潤っている』

まとめ

「漁師」「漁民」はどちらも漁業にたずさわる人を意味しますが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「漁師」は個人や家族単位で魚や貝などをとる人を指します。

その一方で、「漁民」は漁業者や漁業会社に雇われたり、漁村の住民全体を表す場合に使われます。

それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。

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