物事や影響などが大きく広がることを表す言葉には「浸透」や「行き渡る」があります。
この記事では、「浸透」と「いき渡る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「浸透」とは?
「浸透」とは液体や気体が染みとおることを表す時に使う言葉です。
「浸透」はこれ以外にも思想や雰囲気、風潮などが大きく広がることを表す時にも使うことが可能です。
「浸透」はこれ以外にも2つの液体が混ざり合って拡散することを表す時にも使います。
「浸透圧」はこの作用における両液体の圧力の差を表す言葉であり、様々な実験や計算に使われています。
「いき渡る」とは?
「いき渡る」とは広い範囲に配ることや漏れなく届くことを表す言葉です。
「いき渡る」は物理的な物品から抽象的な情報など様々なものに対して使うことが可能です。
「いき渡る」は「行き渡る」と書きますが、こちらの読み方は「ゆきわたる」となります。
「いき渡る」の類義語には「届き渡る」があり、こちらは物品などが漏れなく届くことを表す時によく使います。
「浸透」と「いき渡る」の違い
「浸透」は液体や気体が染みとおることを表す時や、思想や風潮などが大きく広まる時に使う言葉です。
「いき渡る」は情報以外にも物品が漏れなく届くという意味でもよく使われています。
「浸透」は理科の用語としてもよく使われており、「浸透圧」を利用した商品や製法などは多く存在します。
「浸透」の例文
・『浸透圧の計算はとても苦手だったのですが、学びなおしで理解が深まりました』
・『その現象はあっという間に若者に浸透していき、流行語になりました』
「いき渡る」の例文
・『その配給は全員にいき渡ることが不可能だったので、量が制限されました』
・『ネットのバズは素早くいき渡ることが多く、元ネタを探すのが大変です』
まとめ
「浸透」や「いき渡る」は情報が大きく広まることを表す時に使います。
「浸透」はこれ以外にも理科の用語としてもよく使われています。