この記事では、「水面」と「海面」の違いを分かりやすく説明していきます。
「水面(すいめん/みなも)」とは?
「水面」は「水の表面」を意味する言葉です。
「水面」の使い方
「水面」は名詞として使われています。
「海面(かいめん)」とは?
「海面」は「海の表面」を意味する言葉です。
「海面」の使い方
「海面」は名詞として使われています。
「水面」と「海面」の違い
「水面」は「水の表面」という意味なので、コップの水の表面や湖の水の表面、海の水の表面という意味も含まれていると言えます。
一方、「海面」は「海の表面」という意味を表すので、「海の水の表面」という意味に限ってのみ用いることが可能です。
したがって、「水の表面」が表す意味の中に「海面」の意味も含まれていると解釈できるでしょう。
「水面」は英語だと“water surface”に訳され、「海面」は英語だと“sea surface”に訳されます。
「水面」の例文
・『太陽が反射して、水面は散りばめられたダイヤモンドのように輝いていた』
・『石を湖に放り込んだ瞬間、幾重もの波紋が水面を走った』
・『この川の水はとても奇麗なので、水面に川の底が透けて見えていた』
・『水面に映った月が揺れ動いていた』
「海面」の例文
・『温暖化によって氷が溶かされ、海面の水位が上昇すると危惧されている』
・『クジラが体の半分を海面から覗かせていた』
・『大きな豪華客船が海面を悠々と走っていた』
・『海面の温度の上昇が気象に大きな影響を与えている』
まとめ
「水面」は水たまりの水の表面や川の水の表面、海の水の表面など「水の表面」全般を意味する言葉です。
対して、「海面」は「海の表面」という意味を表し、海の水の表面に限って使用することができる言葉になります。
したがって、「水面」が含める意味の中に「海面」の意味も含まれているということでした。