この記事では、「数多く」と「多く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「数多く」とは?
「数多く」は文字通り「数が多い様」や「豊富にある様」という意味を表す言葉です。
「多く」とは?
「多く」は名詞としては「たくさん」や「多くのもの」、「大部分」という意味を表し、副詞としては「普通」や「一般に」、「大抵」という意味を表します。
「数多く」と「多く」の違い
「多く」は名詞としては「たくさん」や「多くのもの」、「大部分」という意味を、副詞としては「普通」や「一般に」、「大抵」という意味を含める言葉です。
そのうち、名詞としての意味をより強調させた表現が「数多く」になります。
どちらも英語の“many”に相当すると言えるでしょう。
「数多く」の例文
・『数多くの星たちが夜空にきらめいている』
・『数多くの偉人たちが後世の人々の参考になるような言葉を残している』
・『彼らの活動は数多くの人々から支援されている』
・『このベストセラーとなった本は数多くの言語に訳されている』
・『芸能人のプライベート動画が数多くの人々に閲覧されている』
・『数多くのギタリストを見てきたが、ここまで才能に溢れている人を見たのは初めてだ』
「多く」の例文
・『この超大作は国境を越えて多くの人々から賞賛された』
・『今日の世界は多くの人々の犠牲の上に成り立っているとも言える』
・『このショッピングモールには多くの店が入っている』
・『帰省する多くの車が高速道路に延々と列をなしている』
・『彼女はプライベートや仕事で多くの国を訪れている』
・『この観光地にはクチコミで高評価を得ている多くの店が並んでいる』
まとめ
「多く」には名詞としての用法と副詞としての用法があります。
そのうち、名詞としては「たくさん」や「多くのもの」、「大部分」という意味を表し、その意味をより強調させた表現が「数多く」ということでした。
