「お里が知れる」と「ボロが出る」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「お里が知れる」と「ボロが出る」の違いとは?違い

この記事では、「お里が知れる」「ボロが出る」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「お里が知れる」とは?

方言や動きからその人の生まれ育った場所が分かってしまうことを「お里が知れる」【おさとがしれる】といいます。

会話していると独特な訛りがあれば西か東日本で生まれたと分かりますし、おっとりしていれば東北の人、笑わせるのが好きであれば関西人と分かるわけです。

あまりいい意味で使われているのではなく、都会人でありながら田舎臭いと伝わるので注意した方がいいと伝えます。


「ボロが出る」とは?

知られたくない短所が相手に知られてしまったことを「ボロが出る」【ボロがでる】といいます。

人に知られると恥ずかしいと思うものが気を抜いたとき表に出てしまうのです。

また、失敗した過去を人に知られてしまったとき、恥ずかしい思いをします。

この言葉の語源は着物の端の破れを隠していたのに、人に見られてしまったところからきている言葉です。


「お里が知れる」と「ボロが出る」の違い

「お里が知れる」「ボロが出る」の違いを、分かりやすく解説します。

動作や言葉の使い方から生まれた場所が相手に分かってしまうことを「お里が知れる」といいます。

知識がないのも勉強に無頓着な家系に生まれているので、あまり裕福ではなかっとばれてしまうのです。

もう一方の「ボロが出る」は人に見られたくない部位を知られてしまい恥ずかしい気持ちになるという意味で使われています。

このような意味から、見た目だけ良くしても知識がない人と伝えられる言葉です。

「お里が知れる」の例文

・『箸もろくに使えないのでは、お里が知れて恥ずかしい』
・『下品な話し方するとお里が知れるので、注意して話す』

「ボロが出る」の例文

・『年代に見合う考え方しないとボロが出て年齢がばれてしまう』
・『頭が良い人と話すとボロが出てはずかしい』

まとめ

相手に知られたくない事実が知られてしまう場面で使われている言葉です。

どういった状況であればどちらを使えば意味が通じるかに目を向けて使い分けてみるといいでしょう。

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