この記事では、「プリン」と「アラモード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「プリン」とは?
「プリン」は、牛乳、卵、砂糖などを混ぜ合わせてから固めて作る洋菓子です。
イギリス発祥の蒸し料理「プディング」が原型になっているとされ、牛乳、卵、砂糖で作る「カスタード」を蒸して固めた洋菓子「カスタードプディング」が日本に伝承して「カスタードプリン」または「プリン」になった、とされます。
現在普及している「プリン」は、大きく分けて蒸して作る「カスタードプリン」とゼラチンなどで固めて作るタイプの2種類があります。
一般には1食ずつカップ状の容器に入れて供され、スーパー、コンビニエンスストア、ケーキ屋などで広く販売される、人気の高いデザートとなっています。
「アラモード」とは?
「アラモード」とは、プリンなどの上にフルーツや生クリームなどを盛り付けた、飲食店で提供されるメニューのこと。
昭和時代に横浜のパティシエが考案した日本発祥のデザートです。
一般には「プリンアラモード」と呼ばれ、小舟のような形の容器にカスタードプリンをのせ、その上に周りにアイス、さまざまなフルーツ、生クリームなどをトッピングしたものを指します。
「アラモード」という名前は、フランス語で「最新の流行の」という意味を表す“a la mode”(ア・ラ・モード)が由来になっており、「プリンを使った最新のデザート」という意味で「プリンアラモード」という名前が付けられたといわれます。
昭和時代に喫茶店やレストランでよく提供されていたデザートで、平成時代に入ってからはあまり見かけなくなりました。
しかし、令和時代に入って昭和レトロブームが到来したと共に再び注目を浴びています。
「プリン」と「アラモード」の違い
「プリン」と「アラモード」の違いを、分かりやすく解説します。
「プリン」は洋菓子の名前、「アラモード」は喫茶店等で提されるメニューの名前です。
「プリン」は、牛乳、卵、砂糖などを混ぜ合わせてから固めて作る洋菓子です。
そして、その「プリン」にアイスやフルーツ、生クリームなどを盛り付けたものが「プリンアラモード」になります。
つまり、「プリン」をアレンジしたデザートが「アラモード」である、ということです。
「プリン」自体はシンプルな洋菓子ですが、「アラモード」は色々なものが飾り付けてあるため豪華です。
なお、「アラモード」という言葉自体はフランス語で「最新の流行の」という意味を持っています。
まとめ
「プリン」にアイスやフルーツなどを盛り付けたものが「アラモード」というデザートになります。
「プリンアラモード」と呼ばれているため「プリン」と「アラモード」のイメージが混同されるのかもしれませんが、それぞれの定義は異なります。