この記事では、「ぴったり」と「ぴったし」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ぴったり」とは?
体型に無駄なく合う服を「ぴったり」といいます。
口語表現として使われている言葉であり、隙間もなく容器に収まった様子を表す言葉です。
このようなところから、戸が隙間もないほど柱にぴたりと閉まったところを表します。
また、蓋が容器に隙間なく密閉するので、倒れても中に入れた汁が容易には流れ出ません。
このように、2つの物がいかにはまっているか表す言葉なのです。
「ぴったし」とは?
戸を閉めたとき、柱との間に隙間なくぴたりと閉まることを「ぴったし」といいます。
日本で使われている方言であり、四日市で使われている四郷地区の方言です。
口語表現でもあり、いかに自分の足の大きさに靴が合っているか伝えるわけです。
このようなところから、計算したとき間違いなくぴたりと合計額が合っていて、正確であるかが分かります。
「ぴったり」と「ぴったし」の違い
ここでは「ぴったり」と「ぴったし」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも口語言葉ですが、戸を閉めたとき「ぴったり」と音を立てて閉まります。
隙間なく容器に蓋が閉まるので、中に入れたものがこぼれず保管できるのです。
このようなところから、子供が不安な気持ちで親の横については迷子にならないように行動します。
もう一方の「ぴったし」は、数が合っていて間違いがない状態であることを伝えたり、隙間なく窓が閉まる様子を表す言葉です。
「ぴったり」の例文
・『贈り物として選んだ大きさが彼女にぴったり合った』
・『少し大きいと思ったが、服を着てみるとぴったりだった』
「ぴったし」の例文
・『サイズを見ないで靴を購入したが、子供の足にぴったしだった』
・『新しい襖は柱にぴったしで、部屋の機密性が上がった』
まとめ
2つのものが隙間なくぴたりと合うところは同じですが、「り」と「し」に違いがある言葉です。
「し」は方言になり、「ぴったり」は日本各地で使われている言葉と認知しておくといいでしょう。