この記事では、「犬猿の仲」と「水と油」の違いを分かりやすく説明していきます。
「犬猿の仲」とは?
犬猿の仲とは、お互いの仲がとても悪いことをいいます。
日本では、昔から猿と犬は相性が悪いとして知られていました。
そのため仲が悪くていがみ合うような関係を犬猿の仲と呼ぶようになったのです。
「水と油」とは?
水と油とは、お互いに気が合わないことをいいます。
水と油は性質が違い、混じり合うことはありません。
そこから性質が合わずに調和しなことを表すようになりました。
水と油は相性が悪いことを例えています。
海外にも似た意味を持つ「oil and water(油と水)」といった表現があります。
「犬猿の仲」と「水と油」の違い
犬猿の仲も水と油も、お互いの性質が合わず仲良くないことを表しています。
犬猿の仲は非常に仲が悪いという意味で使われていますが、水と油は相性が悪いという意味で使われています。
水と油の場合、仲が悪いという意味で使われることもありますし単に性格が合わないといった意味で使われることもあります。
水と油は、必ずしも仲が悪いというわけではありません。
「犬猿の仲」の例文
・『あの二人は子どもの頃から犬猿の仲だから、顔を合わせるとすぐに口喧嘩が始まってしまう』
・『弟とは犬猿の仲なので、もう随分と連絡をとっておらず疎遠なっている』
・『犬猿の仲といわれた二人だが、危機的な状況に陥ったことから協力することになった』
「水と油」の例文
・『一人は心配性でもう一人は楽天家という水と油のような性格をしている二人だが間違いなく姉妹だ』
・『彼女とは水と油のような関係なので、仲良くなれそうな気がしない』
・『水と油のような二人だがどちらもチームには欠かせない』
まとめ
犬猿の仲はお互いの仲が悪いことを表しており、水と油は気が合わないことを表しています。
水と油は、必ずしも仲が悪いというわけではありません。