オリンピックやワールドカップなどに出場するようなアスリートは、もともと持っている才能に、努力を重ね、さらに土壇場で実力を発揮できるようなメンタルを兼ね備えているということは間違いがないでしょう。
それでは、この「発揮」とはどういう意味でしょうか。
また、「発輝」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「発揮」と「発輝」の違いを分かりやすく説明していきます。
「発揮」とは?
「発揮」とは、「はっき」と読み、自分の持ち味や特性などを前面に出すという意味で使われる言葉です。
「発」は「現れる」、「揮」は「外に放つ」という意味なので、「発揮」とは、もともとあるものを外に出すということになります。
「発輝」とは?
「発輝」とは、「はっき」と読み、自分の持っているものを外に見えるように輝かせるという意味で使えそうに思えますが、実際の意味に関しては次の項で説明します。
「発揮」と「発輝」の違い
「発揮」と「発輝」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、「はっき」と読み、持っているものを外に出すという意味で使われそうだという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「発輝」という言葉は存在しないというのが答えになります。
もともと「発揮」という言葉の「揮」という字があまり使われないことに加えて、同じ音で字も似ている「輝」の方が印象が良さそうなので、誤用されているということが想像できます。
しかし、今のところは「発輝」は間違いであり、使われているのは名前だけです。
「発揮」の例文
・『これこそがあの人の本領発揮だと言えるでしょう』
・『自分の持っているものを全て発揮するためには普段からの訓練が必要です』
「発輝」の例文
・『「発輝」というのは人名としては使われています』
・『「発輝」の誤用に関しては、理由も想像できます』
まとめ
この記事では、「発揮」と「発輝」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。
