「立ち会う」と「姿を現す」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「立ち会う」と「姿を現す」の違いとは?違い

この記事では、「立ち会う」「姿を現す」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「立ち会う」とは?

重要な場面で自らが現場に赴き、成り行きを見届ける行為を「立ち会う」【たちあう】といいます。

例えば、死刑囚が絞首刑になるとき、しっかり刑が実行されたか見届けるため「立ち会う」のです。

また、医師が死亡したか確かめて、亡くなった時間を伝えるため病室に行くといったように、物事の結果をその目で見て確かめて結果を出すといった行動を指します。


「姿を現す」とは?

話をしていた張本人が目の前に出てきたとき「姿を現す」【すがたをあらわす】といいます。

「噂のあいつ姿を現す」といって、話題にあがっている人が本当に目の前に現れたと伝えられる言葉です。

また、「姿を現すなら、まともな格好してほしい」と伝える場面でも使われています。

このように、今まで見えなかった人が急に目の前に現れたり、思っても見なかったとき姿を見せた場合に使うわけです。


「立ち会う」と「姿を現す」の違い

「立ち会う」「姿を現す」の違いを、分かりやすく解説します。

出産や検査に医師がその場に立って経過を見て、結果を出す行動を「立ち会う」といいます。

妊婦が無事赤ん坊を産んだことを見届けて、何時何分に出産したと記録するのです。

もう一方の「姿を現す」は、話をしていた人が本当に目の前に来たことを伝えるとき使います。

たいていは人間が目の前に現れたときに使いますが、人の前に滅多に現れない幻の動物が姿を見せたときも使うわけです。

「立ち会う」の例文

・『血液検査の結果を医師から聞くために立ち会う』
・『木の伐採を阻止するための署名に立ち会う』

「姿を現す」の例文

・『野生の虎が姿を現すと住人は驚き慌てふためいた』
・『夕方になると駅前に毎日姿を現す男性に恋をする』

まとめ

姿を見せるという点は同じですが、目的があって来てくれるか、ただ目の前に来るかに違いがあります。

どのような場面で使われているかに目を向けて、使い分けてみましょう。

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