この記事では、卒業論文「考察」と「結論」の違いを分かりやすく説明していきます。
卒業論文「考察」とは?
「考察」は「こうさつ」と読みます。
意味は、「卒業論文で、テーマとして掲げたことに対しよく考えたり調べたりすること」です。
論文で自分が主張したいことに至った理由について、相手が納得できる様に筋道を立てて考えたり、時には実験して結果を出し、その内容に基づいて「結論」を導引き出すまでの部分のことです。
ただ結果を示すだけではなく、内容をしっかり分析して、納得できる内容にすることが大切です。
卒業論文「考察」の言葉の使い方
「考察」は名詞として「考察する・した」「考察をめぐらす」などと使われます。
「考」は「かんが(える)」とも読み「頭を使って思いめぐらす」という意味、「察」は「くわしく調べて明らかにする」という意味、「考察」で「頭を使って思いめぐらしたり、詳しく調べたりして明らかにすること」になります。
卒業論文においては、テーマとなることの結論に至るまでの部分に使われます。
卒業論文「結論」とは?
「結論」は「けつろん」と読みます。
意味は「卒業論文で、テーマとして掲げたことに対し考察を経て最終的に判断をまとめること」です。
上記で紹介した「考察」から導き出される、最終的な判断や答えを表します。
「なぜそうなるのか」から始まり、「結果」と「考察」を経て証明されたことを「従ってこうである」と述べることです。
「結論」につなげるためにも「考察」は非常に重要な部分になります。
卒業論文「結論」の言葉の使い方
「結論」は名詞として「結論を出す・出した」「結論付ける」などと使われます。
「結」は「むす(ぶ)」とも読み「ばらばらのものを一つにまとめる」から転じて「しめくくる」「終わりになる」という意味、「論」は「筋道を立てて述べる」「事の理非を述べたてる」という意味、「結論」で「筋道を立てて述べしめくくること」になります。
卒業論文「考察」と「結論」の違い
「考察」は「で「頭を使って思いめぐらしたり、詳しく調べたりして明らかにすること、結論につながる」です。
「結論」は「筋道を立てて述べしめくくること、考察から導き出される」です。
まとめ
今回は卒業論文「考察」と「結論」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。