この記事では、「紅ズワイガニ」と「タラバガニ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「紅ズワイガニ」とは?
水深1000メートルから2000メートルの深海に生息する「紅ズワイガニ」。
鮮やかな赤い甲羅の見た目から「紅ズワイガニ」と呼ばれています。
深海は変化が少なく、そのため、成長には長い年月を必要とします。
甲幅は約15センチ前後。
足を広げると約80センチもの大きさになります。
主に太平洋とオホーツク海、北海道、新潟県、山形県、石川県、福井県、兵庫県、鳥取県といった日本海に生息し、鳥取県が日本一の水揚げを誇っています。
旬は基本12月、1月となりますが、新潟と石川では6月、7月が「紅ズワイガニ」の旬となります。
「タラバガニ」とは?
実は「タラバガニ」は生物学上「カニ」ではなく「ヤドカリ」になります。
とは言っても、問題なく食べることができ美味しい「タラバガニ」。
魚のタラが生息する地域に生息することから「タラバガニ」と名付けられました。
足を広げた時の大きさは1メートルほどと大きく、カニの中でも巨大なカニに分類されます。
生息地域は北海道やオホーツク海、アラスカ湾など北洋に多く生息しています。
「タラバガニ」の旬は11月から3月。
日本では国産の「タラバガニ」に加え、ロシア産やアメリカ産などの「タラバガニ」も市場に出回っています。
「紅ズワイガニ」と「タラバガニ」の違い
「紅ズワイガニ」と「タラバガニ」の違いは、まず、大きさにあります。
「紅ズワイガニ」は脚を広げた状態の大きさで80センチほどに対し「タラバガニ」は1メートルほどと、「タラバガニ」の方が大きくなります。
単に大きいだけでなく、足の1本1本の大きさにも違いがあり、「紅ズワイガニ」に比べ「タラバガニ」の足の方が太くしっかりしています。
コストパフォーマンスで比較した場合、「紅ズワイガニ」の方が価格を抑え販売されているため、お得に購入することが可能です。
まとめ
以上のように、生息域や見た目などに違いのある「紅ズワイガニ」と「タラバガニ」です。