「寄り切り」と「押し出し」の違いとは?分かりやすく解釈

「寄り切り」と「押し出し」の違いとは?違い

この記事では、「寄り切り」「押し出し」の違いを分かりやすく説明していきます。

「寄り切り」とは?

寄り切りは、よりきりと読むのが正解な言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、相撲で寄る技といった意味を持っている寄りの文字に、物事が終わりとなるといった意味を有する切りの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ寄り切りは、相手のまわし掴み、体を寄せながら土俵外に出す相撲の技を表すのです。


「寄り切り」の言葉の使い方

寄り切りは、相手のまわしを取った状態で、体を寄せつつ土俵を踏み切らせるという相撲の決まり手の1つに対して使われる言葉となっています。

つまりは、まわしを掴んだ状態で相手を土俵の外に出す技という意味で、この寄り切りの言葉は利用されているのです。


「押し出し」とは?

押し出しは、おしだしと読むべき言葉となっています。

文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事でしょうが、押すという意味の押しの文字に、出す事という意味がある出しの文字を付け加える事で完成した言葉です。

以上の事から押し出しは、相手の胸や喉等を手で押して、土俵外に出すという相撲の決まり手の1つを示します。

「押し出し」の言葉の使い方

押し出しは主に、相手の喉や胸等を押す事により土俵の外に出す相撲の技に対して用いられる言葉です。

あくまで相手の体を押す事により土俵の外に出すのが押し出しであり、土俵内で相手が倒れた場合には決まり手は、押し倒しとなります。

「寄り切り」と「押し出し」の違い

寄り切りと押し出しの文字表記を比較すれば、互いに違う文字が使われており、読み方も似ている訳ではありません。

所がどちらも相撲の決まり手を意味する言葉であるため、混同する恐れはないとは言えません。

ただし寄り切りは、相手のまわしを掴んだ状態で体を寄せて土俵外に出す技を表すのです。

一方の押し出しは、手を使って相手の胸や首等を押す事で土俵外に出す技を示します。

まとめ

2つの言葉には共通する文字はありませんが、どちらも相撲の技を指し示す言葉同士です。

もっとも寄り切りは、相手のまわしを掴んだ状態で土俵の外に出す決まり手に対して使用する言葉となっています。

対する押し出しは、手で相手を土俵の外に押して出す決まり手を意味する言葉として、用いられているのです。

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