「気持ち」と「思い」の違いとは?分かりやすく解釈

「気持ち」と「思い」の違いとは?違い

この記事では、「気持ち」「思い」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「気持ち」とは?

ある物事に接したとき、どのように感じたか示すのが「気持ち」【きもち】です。

例えば、好みの人に出会ったとき「好き」と感じるその心のあり方を表します。

また、仕事で失敗したとき酷く落ち込むときの心の状態を表す言葉です。

他にも風邪をひいたとき鼻水が出て、不快に感じるとき「困る」と思う状態を表したり、温泉に入って横たわったとき「快適だ」と感じるのは「気持ち」になるわけです。


「思い」とは?

このようにしたいと考えることを「思い」【おもい】といいます。

勉強して立派な人になりたいと願う気持ちを示す言葉です。

例えば、「思いが募る」といえば、好きな人を考えるたび「好き」という感情が抑えられない状態を表します。

他の使い方としては、「受験に受かると思います」というと確かではないが、自分としては受かるだろうとの考えを示せるのです。


「気持ち」と「思い」の違い

「気持ち」「思い」の違いを、分かりやすく解説します。

自分がどう感じたか示すのが「気持ち」といい、人の考えを表します。

「気持ちが伝わらない」といえば、自分の考え方が伝わらず、残念に思う考えを示すのです。

他にも「嬉しい気持ちになる」といえば「楽しい」と感じる出来事が起きたとき、心が浮き立つ状態を示せます。

もう一方の「思い」は、自分がこうしたいとの考えを示す言葉であり、「会いたいと強く思う」と伝えれば、いかに自分が心から会って話がしたい、近況を伝えたいと思う気持ちを伝えられるのです。

「気持ち」の例文

・『彼女と別れたとき、胸が裂けるほど辛い気持ちになった』
・『交通事故を目撃したとき、気持ちが動転して酷く動揺した』

「思い」の例文

・『忘れていたが、ふとした瞬間に彼女が伝えてきた言葉を思い出した』
・『彼氏と些細なことで喧嘩して言い負かしたが、複雑な思いが残る』

まとめ

似たような意味を持つ言葉ですが、物事に接したときどう感じたか示すのが「気持ち」で、考え方を伝えるのであれば「思い」と使い分けてみるといいでしょう。

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