この記事では、おせち料理「関西」と「関東」の違いを分かりやすく説明していきます。
おせち料理「関西」とは?
おせち料理とは、節日に作る料理のことです。
特に正月に食べるものを指します。
おせちには、代表といえるような食べものが含まれています。
関西ではそれが、数の子、黒豆、たたきごぼうです。
数の子は、ニシンの卵巣を塩漬けや乾燥にした食べものです。
子孫繁栄の意味が込められています。
黒豆は大豆の皮の部分が黒いもののことです。
1年間まめに働けますようにという意味が込められています。
たたきごぼうは、ごぼうを切ってゆでたものを、すりこぎで叩いて、ごま酢や甘酢で味付けしたものです。
ごぼうは根を深く張る植物で、たたきごぼうには「地に根を張って家族の幸せが続きますように」という思いが込められています。
おせち料理のひとつに、カタクチイワシの稚魚を干したものを、炒って砂糖や醤油などで煮つめたものを絡ませたものがあります。
これを関西では「ごまめ」と呼ぶ人が多いようです。
おせち料理は、重箱に詰めることが一般的です。
大阪や京都などでは、重箱に少しすき間を持たせるようにして、美しく盛ります。
おせち料理「関東」とは?
関東でのおせち料理の代表といえるような食べものが、数の子、黒豆、田作りです。
田作りは、カタクチイワシの稚魚を干したものを、炒って砂糖や醤油などを煮つめたものを絡ませた食べものです。
カタクチイワシはかつては肥料として使われており、豊作祈願の意味が込められています。
関東でもおせち料理は重箱に詰めることが一般的です。
重箱にぎっちりと詰める傾向があります。
おせち料理「関西」と「関東」の違い
おせち料理「関西」と「関東」の違いを、分かりやすく解説します。
おせち料理の代表といえる食べものに違いがあります。
数の子と黒豆は同じですが、関西ではたたきごぼう、関東では田作りが代表のような食べものとなっています。
また、重箱への詰め方が違います。
まとめ
おせち料理の代表といえる食べものと、重箱への詰め方が違います。
