この記事では、「甘柿」と「渋柿」の違いを分かりやすく説明していきます。
「甘柿」とは?
「甘柿(あまがき)」とは、実が熟すと渋みがなくなり、甘くなる柿のことを言います。
「甘柿」の「甘」は、「あまい」、「ゆるい」、「うまい」などの意味があります。
また「柿」は、「かき」、「果実」、「カキノキ科の落葉高木」などを指しています。
そのため、漢字の意味から見ると、「甘柿」は「甘い柿」と言う意味になります。
「渋柿」とは?
「渋柿(しぶがき)」とは、実が熟しても甘くならずに、渋みのある柿のことを表しています。
「渋柿」の「渋」は、「しぶ」、「しぶい」、「しぶる」などの意味を持っています。
また「柿」は、前述のとおりの意味になります。
そのため、漢字の意味から見ると、「渋柿」は「渋い柿」と言う意味になります。
「甘柿」と「渋柿」の違い
「甘柿」と「渋柿」の違いを、分かりやすく解説します。
「甘柿」とは、熟すと水溶性タンニンが不溶性タンニンに変化し、甘くなる柿のことを意味しています。
一方、「渋柿」は熟しても水溶性タンニンが残っていて、渋い柿のことを言います。
「甘柿」は熟すと甘くなる柿のことで、「渋柿」は熟しても渋い柿のことなので、この点に違いがあります。
他にも、「甘柿」は丸みを帯びた形をしていますが、「渋柿」は、平べったく四角い形や、尖っていたりするので、見た目の形でも区別することができます。
まとめ
「甘柿」と「渋柿」は「柿」を大別したものです。
「柿」はカキノキ科カキノキ属に分類される落葉高木で、熟した果樹が食用になります。
「甘柿」と関連した意味を持つ言葉としては、「果実」、「果物」、「富有柿(ふゆうがき)」、「次郎柿(じろうがき)」、または「御所柿(ごしょがき)」などが挙げられます。
また、「渋柿」と関連した意味の語には、「干し柿」、「熟柿(じゅくし)」、「さわし柿」、「おけさ柿」、あるいは「西条柿(さいじょうがき)」などがあります。
それぞれの言葉の意味や違いを知り、適切に使っていきたいものです。