この記事では、「大気圧」と「気圧」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大気圧」とは?
大気圧は、たいきあつと読むべき言葉です。
漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、地球を取り巻いている空気や気が大きいといった意味を持っている大気の漢字に、押さえつける力等の意味を所有する圧の漢字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。
以上の事から大気圧は、重力を有する天体の周囲に存在する大気によって生じる圧力を示すのです。
要するに惑星の周囲にある気体の層によって生まれる圧力、という意味で用いられる言葉となっています。
「気圧」とは?
気圧は、きあつと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事ですが、ガス体とか息等の意味の気の漢字に、あつ力や押さえるといった意味がある圧の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故に気圧は、気体から生じる圧力の総称を表すのです。
つまりは、空気等の気体の質量によって押される力という意味で、使われる言葉となっています。
「大気圧」と「気圧」の違い
大気圧と気圧の漢字表記を比較してみると、最初に大の漢字が付くか付かないかの違いがある事に気付けるものです。
所がその他の気圧の漢字は共通しており、表現する意味も似通っている事から混同する恐れは十分にある言葉同士となっています。
とはいえ表現する意味の幅に違いがあり、気圧は、気体によって生じる圧力の全般を表すのです。
もう一方の大気圧は、気圧の1部で、重力が存在する惑星を取り巻く大気により生まれる圧力だけを示します。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字があるだけでなく、どちらも大気によって生じる圧力を指し示す言葉です。
ただし表現する意味合いの幅に相違点が存在しており、気圧は大気が生み出す圧力の全般を示す言葉として用いられています。
対する大気圧は、惑星の周囲にある気体の層によって生じる圧力のみを表す言葉として使用されているのです。