「大判」と「小判」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「大判」と「小判」の違いとは?違い

この記事では、「大判」「小判」の違いを分かりやすく説明していきます。

「大判」とは?

「大判」とは豊臣秀吉が製造を始めた日本の金貨です。

延金という金塊を薄く伸ばして作る金貨の一つであり、楕円形で名前通りサイズの大きい金貨になります。

大判もお金の一種ではありますが一般通貨ではなく、功績を挙げた武士に対する恩賞や贈答品として使われていました。

大判は重さが1枚44匁、貨幣としての価値は1枚で10両と固定されておりある種金貨の価値の基準となっていましたが、1860年になると金の含有量が変わり、その後数年で製造が終わっています。


「小判」とは?

「小判」とは大判のあとに作られた日本の金貨です。

大判を小型にしたような金貨であり、重さも価値も大判の十分の一が基準になっています。

小判は徳川家康によって様々な種類のものが作られ、関東を中心に流通していました。

それでも1両のお金は日常生活で使うような金額ではないため、庶民が使うようなお金ではありません。

商人などが高額の取引に使ったり、献上や贈答に用いるのが一般的でした。


「大判」と「小判」の違い

「大判」「小判」の違いを、分かりやすく解説します。

江戸時代頃の近代に流通していた10両の価値がある金貨が「大判」で、同時期に1両の価値がある金貨として流通していたのが「小判」です。

「大判」は恩賞などの特別な用途でのみ使われ一般流通はしていませんでした。

しかし「小判」は日常生活で使われることこそなかったものの、商家の高額取引や献上金などに使われたりと一般流通していた通貨です。

まとめ

元々は武士に与える恩賞として作られたとても高い金貨が「大判」で、使いやすいように十分の一の価値で作られた金貨が「小判」になります。

実用的ではなかった「大判」と比べ「小判」はある枚数を揃えて包み高額取引に使われたり、税金などの献上金として実際に流通していたので、現在では先に作られた「大判」よりも知名度が高いです。

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