この記事では、「果物」と「果樹」の違いについて紹介します。
果物とは?
果物とは、食用になる果実のことをいいます。
甘味があって、そのまま食べられるものが多いです。
農林水産省は樹木になるものを果物としており、スイカやメロン、イチゴ等は野菜に分類されます。
しかし、八百屋やスーパーマーケット等では、スイカやメロン等も果物として扱われています。
果物には様々な栄養素が含まれており、デザートとして食べられることも多いです。
ジャムやドライフルーツ、缶詰、お菓子等にも加工されています。
日本で人気の果物には、バナナやリンゴ、ミカン等があります。
バナナはフィリピンや台湾など海外から輸入されているものがほとんどですが、価格が手頃で季節を問わず食べられるため人気があります。
果樹とは?
果樹とは、果物がなる木のことをいいます。
例えばサクランボは桜の果実ですが、桜には様々な種類があり果樹と果樹ではないものがあります。
サクランボがなるのは、セイヨウミザクラという種類の桜です。
桜として有名な品種にはソメイヨシノがありますが、観賞用なので果樹にはなりません。
それから昔は、山や野に自生していた果樹から果物を収穫して食べていました。
その後、果樹栽培が行われるようになり、様々な品種が生み出されました。
果樹を栽培する畑は、果樹園と呼ばれています。
果物の収穫体験ができる観光果樹園などもあります。
フルーツ狩りとして幅広い世代に人気で、サクランボ狩りやブドウ狩り、ナシ狩り、リンゴ狩り、ミカン狩り等が挙げられます。
果物と果樹の違い
果物は樹木になる食用の果実で、果樹は果物がなる木のことを指しています。
果樹になるのが果物です。
ただし、農林水産省の定義によると、通常は果物としては扱われない梅や栗なども果物に含まれます。
その場合、梅の木や栗の木なども果樹として扱われます。
まとめ
果物は食用の果実で、果樹は果物がなる木です。