この記事では、「具象化」と「具体化」の違いを分かりやすく説明していきます。
「具象化」とは?
「具象化」の「具」は必要なものを揃える、備える、を意味する漢字です。
また、「象」には、姿、形、といった意味があります。
このような意味を持つ漢字を用いた「具象化」は、姿、形をはっきりさせることを意味する言葉になります。
思っていること、考えていることを実際に形に表しわかりやすくすることを「具象化」と言います。
「具体化」とは?
「具体化」の「具」は必要なものを揃える、備える、を意味する漢字です。
また、「体」には、一定の形や働きをもつ存在といった意味があります。
このような意味を持つ漢字を用いた「具体化」は、抽象的な事柄を実際に形にして表すことを意味する言葉になります。
頭の中で考えているだけで形にしていないものを実際に形にして目に見えるようにすることが「具体化」です。
「具象化」と「具体化」の違い
「具象化」と「具体化」の違いを、分かりやすく解説します。
「具象化」と「具体化」は似たような意味を持つ言葉ですが、使用する際には少し注意が必要です。
「具象化」は基本的に姿や形を明確にするときに使用し、「具体化」は実際に形にすることを意味する際に使用します。
また、この2つ以外にも「具現化」という言葉があり、この場合は目に見える状態にする際に使用する言葉になります。
「具象化」の例文
・『頭で考えてもはっきりしないことは具象化することをお勧めします』
・『具象化することで間違いに気付くことができました』
「具体化」の例文
・『自分たちで考えていても何も進まないので、計画を具体化することにしました』
・『大きな問題だと思っていても、実際に具体化することで大した悩みではないということもあります』
まとめ
似たような意味を持つ言葉ですが、以上のような違いがあります。
そのため、適切な使い分けが求められます。
