「普遍性」と「不変性」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「普遍性」と「不変性」の違いとは?違い

この記事では、「普遍性」「不変性」の違いを分かりやすく説明していきます。

「普遍性」とは?

「普遍性」とは、すべての物事に通じる性質やすべての物事に適合する性質を意味します。

「普遍性」「普遍」には、全体に広く行き渡ること、例外なくすべてのものにあてはまること、といった意味があります。

その意味から、以上のような「普遍性」の意味になります。

時代によって、変わっていく物事と変わらない物事があります。

そのうえで、時代によっても変わることのない評価や価値などについて「普遍性」が用いることが多くなります。

類語には、「一般的」「全般的」「常在」などがあります。


「不変性」とは?

「不変性」とは、変わらないこと、また、そのさまを意味する言葉になります。

変化することなく同じ状態が続くことを意味します。

類語には、「絶対性」「永遠性」「永続性」「恒常性」などがあります。


「普遍性」と「不変性」の違い

「普遍性」「不変性」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも、同じ「ふへんせい」と読む「普遍性」「不変性」

ただし、意味は全く異なります。

「普遍性」の意味は、すべての物事に通じる性質やすべての物事に適合する性質を意味します。

一方、「不変性」の意味は、変わらないこと、また、そのさまを意味する言葉になります。

このように、同じ読み方でも、全く異なった意味を持つ2つの言葉になります。

「普遍性」の例文

・『若い子には、どうしても普遍性のあるものが人気です』
・『作家として成長するには普遍性を持つことも重要です』

「不変性」の例文

・『童話の不変性が私は大好きです』
・『日本では代々受け継がれるといった不変性を重視する傾向があります』

まとめ

以上のように、「普遍性」「不変性」「ふへんせい」と全く同じ読み方です。

ただし、それぞれ異なった意味を持つ言葉になるため、意味の違いに注意し使い分ける必要があります。

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