この記事では、「明けぬ夜はない」と「夜も日も明けない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「明けぬ夜はない」とは?
どんなことがあっても必ず夜は明け朝が来ます。
そんな、夜の暗闇を悪い状況に例えた言葉が「明けぬ夜はない」です。
どんなに悪い状況でも必ず終わりは来る、どんな悪い状況でも決してずっと続くことはなく必ず好転することを意味する言葉になります。
シェイクスピア作「マクベス」におけるマルカムの台詞で、類義語には、「止まない雨はない」や「朝の来ない夜はない」「春の来ない冬はない」「日はまた昇る」などがあります。
「夜も日も明けない」とは?
「夜も日も明けない」の意味は、それがないと一時たりとも過ごすことができないです。
「夜も日も明けない」は夜も昼も過ごすことができない状況を意味します。
何かに執着し、それがないと少しの間も過ごすことができない状況が「夜も日も明けない」になります。
言い換えれば、「必要不可欠」や「マスト」「必須」「なくてはならない」などになります。
「明けぬ夜はない」と「夜も日も明けない」の違い
「明けぬ夜はない」と「夜も日も明けない」の違いを、分かりやすく解説します。
同じ夜と昼を用いた2つの言葉ですが、意味は全く異なります。
「開けぬ夜はない」の意味は、どんな悪い状況でも決してずっと続くことはなく必ず好転すること。
「夜も日も明けない」の意味は、それがないと一時たりとも過ごすことができないです。
このように、全く異なった意味を持つ2つの言葉になります。
「明けぬ夜はない」の例文
・『開けぬ夜はないと信じて、今まで頑張ってきました』
・『意味の解らない伝染病が世界中に広まった時、開けぬ夜はないと自分に言い聞かせ医療に取り組んできました』
「夜も日も明けない」の例文
・『父は母なしでは夜も日も明けないほど母に頼り切っています』
・『息子はスマホなければ、夜も日も明けないほどの状況で困っています』
まとめ
以上のように、全く異なった意味を持つ2つの言葉になるため使用する際には注意が必要です。