「岐路」と「分岐点」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「岐路」と「分岐点」の違いを分かりやすく説明していきます。
「岐路」とは?
「岐路」には、道が分かれるところ、分かれ道、といった意味のほか、人生において将来が決まるような重大な場面といった意味もあります。
主に後者の人生における分かれ道として用いられることが多く、そのほかにも、本筋ではなくわきにそれた道といった意味もあります。
言い換えれば、「運命の分かれ道」や「ターニングポイント」、「節目」などと同じです。
「岐路」の使い方
「岐路」は、「岐路に立つ」や「岐路に差し掛かった」、「重大な岐路」、「人生の岐路」などといった形で用いられます。
「分岐点」とは?
「分岐点」には、道路や線路が2つ以上の方向に分かれる地点といった意味があります。
また、物事においても、どのようになるのかの分かれ目も意味する言葉になります。
単に2つ以上の方向に分かれる地点といった意味だけでなく、その状況を人生に例えた使われ方もされるといった特徴があります。
言い換えれば、「運命の分かれ道」や「ターニングポイント」、「節目」などと同じです。
「分岐点」の使い方
「分岐点」は、「分岐点にぶつかる」や「分岐点が生じる」、「分岐点に立つ」のほか、「鉄道の分岐点」や「川の分岐点」などといった形で用いられます。
「岐路」と「分岐点」の違い
実際も道の分かれ目においても、「岐路」と「分岐点」は、ほぼ同じ意味を持ち、そして、人生の分かれ道で考えた場合もほぼ同じ意味を持つ2つの言葉になります。
「岐路」の例文
・『結婚は私にとって大きな岐路となりました』
・『人生の岐路に立たされた時、友人に相談することで助けられたような気がします』
・『現在、私は人生最大の岐路に立たされている』
・『今思うと、独立したことは私の人生において一つの岐路だった』
「分岐点」の例文
・『川の分岐点で魚釣りをしています』
・『迷わず、この先の分岐点まで進んでください』
・『今、私は人生の分岐点に立っています』
・『今立たされている分岐点によって、私の今後の人生は大きく左右されると思われます』
まとめ
以上のように、ほぼ同じ意味を持つ2つの言葉になります。