この記事では、「色相」と「彩度」の違いを分かりやすく説明していきます。
「色相」とは?
「色相」は「しきそう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「色がどの様に影響しあっているか、どの様な色の味を出しているかなどのこと」という意味です。
2つ目は「色の三属性のひとつで、他の色と区別する基準となる色の特質のこと」という意味です。
3つ目は「仏教用語で、肉眼で見られる姿や形」という意味です。
「色相」の言葉の使い方
「色相」は名詞として「色相が強い・弱い」「色相に欠ける」「赤い色相」などと使われます。
「色」は「いろ」「いろどり」「ものの様子」「おもむき」という意味、「相」は「物の姿」「様子」「物のありさまを見てその実相を判断する」「たがいに」という意味、「色相」で「たがいの色の様子を見て判断する違い」になります。
「彩度」とは?
「彩度」は「さいど」と読みます。
意味は「色の三属性のひとつで、どれだけ純粋な色をしているか、どれだけ鮮やかに見えるかという度合いのこと」という意味です。
「彩度」の言葉の使い方
「彩度」は名詞として「彩度が高い・低い」「彩度を調整する」などと使われます。
「彩」は「美しい色をつける」「いろどり」という意味、「度」は「ものごとの基準」「程合い」という意味、「彩度」で「色の美しさや鮮やかさの程合い」になります。
「色相」と「彩度」の違い
「色相」は「たがいの色の様子を見て判断する違い」です。
「彩度」は「色の美しさや鮮やかさの程合い」です。
「色相」の例文
「色相」の例文は以下の通りです。
・『グラデーションは色相により映える』
・『背景の色相を黒にまとめる』
・『色相をより細かくすることで繊細なデザインになる』
「彩度」の例文
「彩度」の例文は以下の通りです。
・『オレンジ色の彩度を強くする』
・『イラストの彩度を調整してアメコミ風にする』
・『彩度の強い画像は目が疲れる』
まとめ
今回は「色相」と「彩度」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
