「乗客」と「旅客」の違いとは?分かりやすく解釈

「乗客」と「旅客」の違いとは?違い

同じような意味で使われる言葉として「乗客」「旅客」があります。

2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「乗客」「旅客」の違いを解説します。

「乗客」とは?

「乗客」とは、「乗り物に乗っている客」を指す言葉です。


「乗客」の使い方

鉄道やバスなど交通機関の乗り物に乗っている人のうち運転手や車掌など運行に携わる乗員以外の人を指します。

一般的にはお金を払って交通機関を利用している客を指す言葉で、特に客のうち乗り物に乗っている最中の人に対して用いられます。

客の中でも乗り物に乗っていない人、例えば切符を買って改札を通ったがホームで電車を待っている人などは「乗客」ではなく「利用客」です。

鉄道やバスなど地上を走る交通機関のほか船や飛行機などに乗っている客も「乗客」と呼ばれます。


「旅客」とは?

「旅客」とは、「交通機関が営業のために乗せて運ぶ人」を指す言葉です。

「旅客」の使い方

飛行機や鉄道などの交通機関はさまざまなものの輸送を営業活動にしています。

交通機関が輸送するもののうち貨物以外の人を指す言葉が「旅客」です。

交通機関が運ぶものを人と人以外に区別するときに使う表現で、乗り物に乗る人ではなく運ぶ人の立場から見た時の言い方です。

「乗客」と「旅客」の違い

「乗客」「旅客」はどちらも交通機関の乗り物に乗る人を指す言葉であり表しているものは全く同じです。

「乗客」は乗り物に乗っている本人や第三者の視点で使う言い方なのに対し、「旅客」は輸送する側の立場で使う抽象的な概念としての言い方です。

会社の経営者や政治家などが漠然と交通機関の利用者を指す場合は「旅客」といいますが、輸送する側の立場であっても現場の運転手や車掌などは「乗客」という言葉を使います。

「乗客」はミクロな言い方で「旅客」はマクロな言い方、という基準も成立します。

「乗客」の例文

・『乗客の安全を確保する』
・『乗客は少なく車内はガラガラだ』

「旅客」の例文

・『旅客輸送計画を立てる』
・『旅客の利便性向上を最優先にする』

まとめ

「乗客」「旅客」は指しているものは同じですがとらえ方に違いがあります。

それぞれの意味を正しく理解し立場に合わせて使い分けてください。

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