この記事では、「仲間外れ」と「いじめ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仲間外れ」とは?
「仲間外れ」は「なかまはずれ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「一緒に行動する間柄に入らないこと」という意味で、人が意図的にあれこれ手段を講じて相手を避ける様にする場合、「いじめ」に含まれます。
2つ目は転じて、「同じ種類のものとみなさないこと」という意味で、試験やクイズの識別問題で、種類の違う物のたとえを表します。
「仲間外れ」の言葉の使い方
「仲間外れ」は名詞として「仲間外れにする・した」「仲間外れになる」などと使われます。
「仲間+外れ」で成り立っている語で、「仲間」は「一緒にものごとをする間柄」「同じ種類のもの」という意味、「外れ」は動詞「外れる」の連用形で「ねらったものに当たらないこと」「一定の範囲から外に出ていること」という意味、「仲間外れ」で「一緒にものごとをする間柄に入らないこと」「同じ種類に入らないこと」になります。
下で紹介する「いじめ」の手段として使われる場合、「対象とする相手を、わざと避けて一緒に行動しない様に仕向ける事」になります。
「いじめ」とは?
「いじめ」とは「自分より弱い者を、暴力やいやがらせなどにより肉体的・精神的に苦しめること」という意味です。
一人または集団で、対象となる者に悪口を浴びせたり、無視したり、暴力を加えるなど、心身共に追いつめる行為の総称です。
自分達にはいじめたつもりはなくても、相手がそう思った時点で「いじめ」が成立します。
「いじめ」の言葉の使い方
「いじめ」は名詞として「いじめがある・あった」「いじめに遭う」などと使われます。
弱い者に対して一人または集団でする、肉体的・精神的に苦しめること全般に使われ、上で紹介した「仲間外れ」も「いじめ」に含まれます。
基本的に、いじめている側は気づかないことが多く、被害者側や周囲が使うことが多くなります。
「仲間外れ」と「いじめ」の違い
「仲間外れ」は「いじめ」の手段として使われる場合、「対象とする相手を、わざと避けて一緒に行動しない様に仕向ける事」です。
「いじめ」は「弱い者に対して一人または集団でする、肉体的・精神的に苦しめること全般」です。
まとめ
今回は「仲間外れ」と「いじめ」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
