川の「上流」と「下流」にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、川の「上流」と「下流」の違いを解説します。
「上流」とは?
川の「上流」とは、「川の流れのうち川の始まりに近い方」を指す言葉です。
「上流」の使い方
全ての川には大元となる始まりの水の流れが存在します。
川の大元に当たる流れのことを「源流」といい、川の流れのうちより源流に近い方を「上流」といいます。
一般的に川全体の流れのうち始まりに近い部分は水量が少なく、流れこそ速いものの川幅は狭めです。
山間を削るようにして流れが作られるため谷間を流れることが多く、流れによって運ばれてきた石や岩がゴロゴロしています。
「下流」とは?
川の「下流」とは、「川の流れのうち川の終わりに近い方」を指す言葉です。
「下流」の使い方
ほとんどの川は最終的に海や湖などより大きな水域に流れ込んでその姿を失います。
海や湖などに流れ込む川の終わりに近い部分を指す言葉が「下流」です。
「下流」になると川幅は広く流れも穏やかになります。
流れに乗って運ばれてきた岩石は運ばれてくる途中に割れたり削れたりして細かくなるため大きなものはほとんど見られず、底には砂や泥が堆積しています。
「上流」と「下流」の違い
川の流れのうち川の始まりである源流に近い部分が「上流」、源流から遠く離れた終わりに近い部分が「下流」という上下の位置関係で区別されます。
始まりに近い「上流」はほとんどが山の中であり渓谷や谷間の険しい場所を流れますが、「下流」は湖や海に近い広々とした人の生活域を流れています。
「上流」の例文
・『上流に行くほど水がきれいになる』
・『上流の河原には大きな石が転がっている』
「下流」の例文
・『下流に行くほど流れがゆっくりになる』
・『船が下流に流されていく』
まとめ
川の「上流」と「下流」は源流との距離で区別されます。
位置の違いにより環境も異なるのでどのような違いがあるのか知っておきましょう。