この記事では、「その後」と「先行き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「その後」とは?
「そのご」あるいは「そのあと」などという読み仮名が使われている「その後」とは、あるできごとが発生してからその後の時間を広く表しており、「それよりのちに」または「それ以来」などという意味合いで使われています。
また、「以後」ないし「事後」などという語句と似たようなニュアンスで用いられています。
「先行き」とは?
「さきいき」もしくは「さきゆき」などという読み仮名で知られている「先行き」とは、「将来的な見通し」あるいは「今後の成り行き」などという意味合いで使われている語句になります。
また一方では株式用語で「株式相場の将来における進行状態」などを指して用いられている文言でもあります。
「その後」と「先行き」の違い
「その後」と「先行き」は、どちらの語句も「将来的に」などという意味合いで使われている似たような言葉です。
「あることが終わった後で」などという意味合いで使われる「その後」と、「あることが行われたその先に」などという意味をもつ「先行き」は、似てはいますが微妙にニュアンスは異なっており、「その後が不安」ないし「先行きが不安」などという文章からも分かるように双方の語句は大変似たような使い方ができる文言として扱われています。
「その後」の例文
・『大変ご無沙汰していますが、その後いかがお過ごしでしょうか』
・『営業先から戻ったその後でサンプル商品を先方に発送する予定です』
「先行き」の例文
・『退職する社員が多くて先行きが大変不安ですが残されたメンバーで頑張るしかありません』
・『先行きが明るくなり始めるのはいつごろになるでしょうか』
まとめ
「その後」と「先行き」は、どちらの語句も「先々の見通し」などという意味合いで使われている言葉です。
使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら場面や状況などに応じて上手に使い分けるようにしましょう。