この記事では、「ほとんど」と「ほぼ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ほとんど」とは?
ほとんどは、殆どと表記される事もある言葉です。
そんなほとんどは、副詞であるほとほとという言葉が音変化して、誕生した言葉と言われています。
だからこそほとんどは、大多数や大部分といった意味を表すのです。
要するに、全体の内のほんの一部だけが欠けている状態とか、あと少しで完成するという状態を表現する言葉として、使われています。
「ほぼ」とは?
ほぼは、略や粗という風に漢字でも表記可能な言葉ですが、平仮名で表記するのが一般的です。
更にほぼは、何かの基準があり、完璧ではないけどそれに近い状態を示す言葉となっています。
具体的には、ほぼ3倍とかほぼ完成した、といった形で用いられる言葉であり、大体や大凡といった意味合いを指し示す言葉となっているのです。
加えて、ほぼほぼという風にこの言葉を重ねて使う事で、より意味を強調した言葉となります。
「ほとんど」と「ほぼ」の違い
「ほとんど」と「ほぼ」の違いを、分かりやすく解説します。
ほとんどとほぼの文字表記を並べて見比べを行ってみると、とんどとぼという文字の違いがある事に気付けるものです。
そもそもが文字数にかなりの違いがあるため、読み方も似ている訳ではありませんが、どちらも完全ではないが近いという同じ様な意味を所有しています。
お陰で使い分けを意識すると、どちらの言葉を選択すべきかで迷う人もいますが、意味合いのニュアンスには違いがあるのです。
まずほとんどは、全体に対してかなり近い事を表します。
もう一方のほぼは、何かの値や基準に対して近い事を示すのです。
まとめ
2つの言葉には共通する文字はありますが、文字数からしてかなり違うので、読み方も似ているとは言えません。
とはいえどちらも何かに近い、という意味を持っているので、混同してしまう恐れは十分にあるのです。
とはいえ意味のニュアンスには相違点があり、ほとんどは全体に対して近いという意味で、使われる言葉となっています。
対するほぼは、何かの基準とか値に近い事を示す言葉として用いられているのです。