この記事では、「有刺鉄線」と「鉄条網」の違いを分かりやすく説明していきます。
「有刺鉄線」とは?
有刺鉄線は、ゆうしてっせんと読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、棘が出ているという意味を持っている有刺の文字に、鉄の針金等の意味を有する鉄線の文字を付け加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から有刺鉄線は、短い針金を棘の様に絡ませた針金を示すのです。
「有刺鉄線」の言葉の使い方
有刺鉄線は、先端を鋭利に尖らせた金属の棘を複数巻き付けた鉄線に対して用いるべき言葉となっています。
主に立ち入り禁止区域等で侵入者を防ぐ目的で、この有刺鉄線は使用されているのです。
「鉄条網」とは?
鉄条網は、てつじょうもうと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、鉄で出来た太い針金という意味の鉄条の漢字に、あみという意味がある網の漢字を付け足す事により完成した言葉です。
そのため鉄条網は、鉄線を張り巡らせて作る網や柵を表します。
「鉄条網」の言葉の使い方
鉄条網は、鉄線を利用して作られた網という意味で使われる言葉です。
特に有刺鉄線を駆使して作られる事が多く、外部からの侵入や内部からの逃走を阻止する目的で用いられています。
「有刺鉄線」と「鉄条網」の違い
有刺鉄線と鉄条網の漢字を並べると有刺と線に、条網という漢字の違いがある事を見付ける事が可能です。
逆に言えば鉄の漢字は共通しており、表現する意味にも似ている部分があります。
とはいえ有刺鉄線は、金属の棘を複数巻き付けて作った鉄線を示すのです。
一方の鉄条網は、有刺鉄線等の鉄線を利用して作る網や柵を表します。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字があるだけでなく、共に鉄線を使って作るものを表現するのです。
ですが有刺鉄線は、金属製の鋭い棘を巻き付けて作る鉄線という意味で用いられる言葉となっています。
対する鉄条網は、主に有刺鉄線といった鉄線を駆使して作る網という意味の言葉として使われているのです。