この記事では、「連絡を入れる」と「ご連絡いたします」の違いを分かりやすく説明していきます。
「連絡を入れる」とは?
「連絡を入れる」とは相手に情報を伝達することです。
現在では特にメールや電話で相手に通知することを指して使われることが多いでしょう。
ただしそれはメールや電話が手軽な情報伝達手段として優先されているからで、通知の手紙などを送ることを指す場合もあります。
連絡を入れるは敬語ではないため単純に自分の行動を指すか、目上ではない人との会話で使われます。
「ご連絡いたします」とは?
「ご連絡いたします」とは相手に情報を伝達することや通知することの敬語表現です。
連絡をご連絡という形にする謙譲語表現と、するをいたしますの形にする謙譲語表現が使われています。
ビジネスシーンでは使われることも多い言葉ですが、謙譲語と謙譲語を合わせている二重敬語なので適切な敬語ではありません。
「連絡を入れる」と「ご連絡いたします」の違い
「連絡を入れる」と「ご連絡いたします」の違いを、分かりやすく解説します。
相手に情報を伝達し通知することが「連絡を入れる」で、それを敬語表現にしたものが「ご連絡いたします」です。
ただし「連絡を入れる」は日本語として正しいですが、「ご連絡いたします」は二重敬語なので適切ではありません。
「連絡を入れる」の例文
・『何かあったら連絡を入れるからそのつもりで』
・『顧客へ連絡を入れる』
「ご連絡いたします」の例文
・『2週間以内にはご連絡いたします』
・『緊急の問題が発生したのでご連絡いたします』
まとめ
相手に何らかの情報を伝えることが「連絡を入れる」で、それを敬語で表現すると「ご連絡いたします」という形になるという風に理解している人は多く、ビジネスシーンでもよく使われるのでそれもあながち間違いではありません。
ですがご連絡いたしますは慣習的に許されることが多いものの二重敬語であり、厳密に言えば間違った敬語ということは頭に入れておくべきでしょう。