この記事では、「境目」と「境界」の違いを分かりやすく説明していきます。
「境目」とは?
境目は、さかいめと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、物と物とが接している所といった意味を持っている境の漢字に、めやその状態にある事等といった意味を有する目の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故に境目は、境になる所とか、相接する所といった意味を表すのです。
他にも、分かれ目といった意味の言葉としても使われています。
「境界」とは?
境界は、きょうかいと読まれる事が多い言葉となっています。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、区切り目とか分界等の意味を持っている境の漢字に、区切りやさかいといった意味がある界の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から境界は、事物や領域等を区別する境を示すのです。
要するに、土地や物事の境目を表現する言葉として用いられています。
「境目」と「境界」の違い
境目は、土地と土地が接している境といった意味を表す言葉です。
一方の境界も、同じ様に、土地とか物事の境を示す言葉として用いられているのです。
そのため2つの言葉は同じ意味を持っており、類義語として同じ様な場面で使用する事も出来ます。
ただし文字表記を見れば分かる様に、最初の境の漢字は同じですが、次の漢字は、目と界という形で明確な違いも存在しているのです。
更に境目の方は、事物の境という意味の他に、分かれ目といった意味も所有しています。
まとめ
2つの言葉には、共通する漢字があるだけでなくはありません。
どちらも、土地と土地との境という意味を持ち、類語として同じ様なシーンで駆使されている言葉です。
ですが違いを見出すとすれば、2文字目の漢字には、目と界という明らかな相違点がある事だったりします。
加えて境目には、何かと何かの境という意味以外にも、分かれ目という意味が存在しているのです。