1977年に公開された「スターウォーズ」は、その時代に生きた人たちに大きな影響をあたえ、さらにその後の多くの映画にも影響を与えました。
その中には、まさにその世界に生きていると思わされる数多くの架空の生物が登場し、後にそれらは「クリーチャー」と呼ばれるようになりました。
それでは、この「クリーチャー」とはどういう意味でしょうか。
また、「モンスター」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「クリーチャー」と「モンスター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クリーチャー」とは?
「クリーチャー」とは、英語の「creature」をカタカナ表記したもので、もともとの意味としては、「神が作った創造物」のことで、その意味ではすべての生物が含まれます。
その後、狭義においては、最近では、SF作品に登場するような、様々な形態を持つ架空の生物のことを指すようになっています。
「モンスター」とは?
「モンスター」とは、英語の「monster」をカタカタ表記したもので、日本語の「怪物」に相当するものを指す言葉です。
一般的には人々に脅威を与えるような架空の生き物に対して使われます。
「クリーチャー」と「モンスター」の違い
「クリーチャー」と「モンスター」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、主に架空の生き物に対して使われる言葉であることは同じですが、使われる対象が違います。
つまり、「モンスター」が、「怪物」と呼ばれるような危険で恐怖を与える生物であるのに対して、「クリーチャー」は、もっと一般的で、様々なタイプの生物、現実の生物に匹敵するくらいの種類がバックグラウンドに見えるような生き物に対して使われます。
まとめ
この記事では、「クリーチャー」と「モンスター」の違いを、解説してきました。
「クリーチャー」という言葉は、前述のように、もともとはすべての生物の意味でしたが、SF映画のなかに登場する生き物、特に架空の人間型ではない生物に対して使われるようになったのは、これらが「モンスター」や「怪物」、さらに「宇宙人」等の名称で呼ぶことに違和感があったからであると思われます。
それは「スターウォーズ」以降のSF映画の架空の生物が、それぞれに個性を持った独特の物だったからです。