この記事では、「一度」【いちど】と「一回」【いっかい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「一度」とは?意味
あることを一回だけやってみてほしいとうながすとき使うのが「一度」【いちど】といいます。
「一度やってみよう」といって、指導者が生徒に実行させるのです。
やってみれば順序を覚えられたり、技を習得できるといった場面でよく使われています。
また、「一度だけ海外に行きたい」といった使い方するときは、たった一回だけでもいいので、そこに行ってみたいと思う興味ある気持ちを表すわけです。
「一回」とは?意味
一度だけ物事するときの数え方を「一回」【いっかい】といいます。
「一回だけやればやり方を覚える」といったように、実行すれば簡単に覚えられそうなことに対して使うわけです。
「一回だけ動画を視聴した」といえば、時間がなかったため何度も見れなかったとか、内容に興味が惹かれなかったので、もう今後は結構だと思う気持ちを示します。
「一度」と「一回」の違い
「一度」と「一回」の違いを、分かりやすく解説します。
これから自分がたった一回だけでもいいので、やってみたいと思うとき「一度」と使って気持ちを表します。
「一度でもいいから食べたい」といったように、自分が体験してみたいと思うときの気持ちを示すのです。
もう一方の「一回」は、一度だけ実行させるとき数えるために使います。
「一回やってみて」と人に体験するよう促し、実行させるといった場面で使います。
「一度」の例文
・『指導者にうながされたので、一度最初からやってみた』
・『一度説明書に目を通してもらい、内容を把握させた』
「一回」の例文
・『人に勧められた音楽を聴いてみたが、好きにはなれなかった』
・『一回飲飲むとその爽やかさが病み付きとなり、虜になった』
まとめ
似ている言葉ですが、使う状況に違いがあったり、意味が異なりますので、自分なりに使い方を工夫して使い分けてみるといいでしょう。