以前のように、毎食お米を食べる人は減ってきてはいますが、今でもお米が日本人の主食であることに変わりはありません。
このお米のクオリティを客観的に表すのが、「格付け」や「等級」です、そのなかの「一等米」と「特a」とはどう違うのでしょうか。
この記事では、「一等米」と「特a」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一等米」とは?
「一等米」とは、お米のクオリティを判断する基準の一つである「等級」のトップに位置するレベルで、公的機関が、そのお米の状態の分析を行った結果によってランク付けされます。
分析されるのは、粒のそろっている割合、水分量、異物や不適格の割合で、区分は、一等級、二等級、三等級、規格外に分けられます。
「特a」とは?
「特a」とは、お米のクオリティを判断する基準の一つで、毎年一般社団法人日本穀物検定協会によって開催される「食味ランキング」の結果の区分で、最高ランクを表します。
このランキングは、同じ炊飯器で炊かれた米を審査員が、外観、味、粘りなどの項目ごとにランク付けを行ったものです。
上から、特a、a、aダッシュ、b、bダッシュに分けられます。
「一等米」と「特a」の違い
「一等米」と「特a」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、特にお米のクオリティーをランク付けしたものであり、それぞれトップに位置するという部分は同じですが、そもそも基準が違います。
「一等米」というのは、お米の「成分や状態の分析」の結果を「等級」であらわしたもので、「特a」とは、専門の審査員が判断した「食味ランキング」と呼ばれるものです。
したがって、「等級」は客観的な基準ですが、「食味ランキング」は主観的な基準となります。
まとめ
この記事では、「一等米」と「特a」の違いに関して説明してきました。
お米の「格付け」や「等級」は、消費者にとってひとつの指標にはなりますが、実際に食べておいしいかどうかは、主観による部分が大きいのが事実です。
また、当然ですが、「格付け」や「等級」が高いものが、すべて同じクオリティではないので、そこにも気をつける必要があります。