この記事では、「枝豆」と「黒枝豆」の違いを分かりやすく説明していきます。
「枝豆」とは?
「枝豆(エダマメ)」とは、「大豆(ダイズ)」のうち、未成熟のものを指しています。
そのため、「大豆」はマメ類ですが、「枝豆」は緑黄色野菜に分類されます。
日本で「枝豆」が食べられるようになったのは江戸時代からで、「枝付きの豆」が「枝豆」の語源だと言われています。
「枝豆」の旬は6月〜9月頃です。
「大豆」はマメ科ダイズ属に属している一年草です。
「大豆」は東アジアのツルマメが原種で、日本では縄文時代に渡来したとも言われています。
また、「大豆」は「古事記」、「日本書記」にも記載されています。
「大豆」の草丈は30㎝〜90㎝くらいで、6月頃に白色、紫色、桃色などの花が咲きます。
豆果は長さ5㎝程度で、種子(豆)は径5㎜〜1㎝程の大きさです。
豆は食用や搾油用、さらに飼料として利用されています。
さらに、「大豆」はたんぱく質を多く含んでいます。
「黒枝豆」とは?
「黒枝豆(クロエダマメ)」とは、「黒豆」を未成熟の状態で収穫したものを言います。
「黒豆」は「大豆」の品種の一つで、おせち料理などに使われています。
「黒枝豆」の産地では、兵庫県の丹波篠山が有名です。
「枝豆」と「黒枝豆」の違い
「枝豆」と「黒枝豆」の違いを、分かりやすく解説します。
「枝豆」も「黒枝豆」も、「大豆」の未成熟を収穫したものですが、それぞれ品種が異なります。
「枝豆」は緑色をしていますが、「黒枝豆」は「黒豆」なので、緑色に黒みがかっています。
「枝豆」と「黒枝豆」には、このような違いが見られます。
まとめ
「枝豆」の別称には、「青豆(アオマメ)」、「畦豆(あぜまめ)」などがあります。
また、「枝豆」は英語では「Green soybeans」、「Edamame」などと表記します。
そして、「黒枝豆」には、「黒大豆(くろだいず)」、「ぶどう豆」などの別名があります。
「枝豆」と「黒枝豆」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。