「不測の事態」と「予期せぬ出来事」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「不測の事態」と「予期せぬ出来事」の違いとは?違い

この記事では、「不測の事態」「予期せぬ出来事」の違いを分かりやすく説明していきます。

「不測の事態」とは?

予測できないほど思いがけない出来事のことです。

例えば、自然災害や事故、病気など、悪い結果をもたらす場合に使われます。

ビジネスシーンでは、予想もしなかったトラブルやアクシデントに対して使うことが多く、動揺や困惑を表す言葉です。


「予期せぬ出来事」とは?

予め期待していなかった出来事のことです。

「不測の事態」のように、予測できないほどや予想を超えるというニュアンスはありません。

また、「予期せぬ出来事」はネガティブな出来事にもポジティブな出来事にも使用できると考えられます。

例えば、宝くじに当たったり、偶然に古い友人に再会したりする場合など、驚きや喜びを表す言葉です。


「不測の事態」と「予期せぬ出来事」の違い

「不測の事態」「予期せぬ出来事」の違いを、分かりやすく解説します。

「不測の事態」「予期せぬ出来事」は似たような意味を持つ言葉ですが、使い方には違いがあります。

「不測の事態」は、予想もしていないアクシデントやトラブルが起きたことを表す言葉で、ネガティブな出来事に対して使います。

その一方で、「予期せぬ出来事」は、予測もしていなかった出来事が起きたことを表す言葉で、「不測の事態」と同じように使えますが、ポジティブな出来事に対しても使えます。

「不測の事態」の例文

・『彼はいつも不測の事態に備えて準備している、非常に用心深い男だ』
・『不測の事態に備えて、非常用のバッテリーを持っておきましょう』

「予期せぬ出来事」の例文

・『予期せぬ出来事を予想することはできないが、もし起きても慌てないようにしよう』
・『予期せぬ出来事が起こらないように、メンテナンスを徹底しましょう』

まとめ

「不測の事態」「予期せぬ出来事」は似たような意味を持つ言葉ですが、ニュアンスに違いがあります。

「不測の事態」とは、予測できないほど思いがけない出来事のことです。

たいていは、悪い結果をもたらすトラブルやアクシデントに対して使います。

その一方で、「予期せぬ出来事」とは、予め期待していなかった出来事のことです。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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