「共益」と「公益」の違いとは?分かりやすく解釈

「共益」と「公益」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「共益」「公益」の違いを分かりやすく説明していきます。

「共益」とは?

「共益」「共同の利益」という意味があります。

ちなみに「共同」には、「複数の人や団体が、同じ目的のため、一緒に物事をしたり、同じ条件や資格で関わること」という意味があります。

そのため、「共益」は、同じ目的を持ち、同じ条件で関わっている複数の人や団体にとっての利益を意味する言葉になります。

例えば、マンションの廊下や階段などの共用部分の維持のために、居住者が出す費用を「共益費」と言います。


「公益」とは?

「公益」「こうえき」と読みます。

「公益」は、「社会一般の利益」「公共の利益」という意味があります。

特定の個人や階層、法人や団体の利益ではなく、「社会を構成するすべての人々のための利益」という意味があります。

例えば日本において「公益」という場合、日本人や、日本に住むすべての人の日常生活のために、役に立つ物事やサービスを「公益事業」などと呼びます。


「共益」と「公益」の違い

「共益」「公益」の違いを、分かりやすく解説します。

「共益」「公益」も、構成する人々のための利益を意味する言葉になります。

ただし、「共益」は、マンションの住人など、限られた集団内における利益を指す言葉なのに対して、「公益」は地域全体、日本人全員のための利益などを意味する、幅の広い集団の利益を指す言葉という違いがあります。

このように、あるグループの利益を「共益」と呼び、全ての人の利益を意味する場合は「公益」という言葉を使うようにしましょう。

まとめ

「共益」「公益」の違いについて見てきました。

「共益」「公益」も、「みんなのための利益」という意味がありますが、特定の集団の利益を指すのが「共益」となり、日本人全て、そのエリアに住むすべての人など、より幅広い人々のための利益を指す場合は「公益」という言葉を使うという違いがあります。

違い
違い比較辞典