この記事では、「白子」と「あん肝」の違いを分かりやすく説明していきます。
「白子」とは?
この言葉は、「しらこ」とも「しらす」とも読むことができます。
「しらこ」と読んだときの意味は、オスの魚介が持つ白色をした精巣のことです。
魚介の種類によっては、食用にしています。
「白子」を食用にする魚介には、フグ・サケ・タラ・アンコウなどがいます。
精巣はオスしか持っていないものなので、オスの魚介からしかとることができません。
味はクリーミーで、食感はぷりぷりとしているといわれます。
酢の物、てんぷら、鍋物などにして食べられています。
「しらす」と読んだときの意味は、カタクチイワシ・マイワシ・ウナギなどの稚魚です。
これらは透明に近い色をしているのですが、ゆでると白色になります。
醤油をかけたり、ごはんにのせたりして食べられています。
「あん肝」とは?
アンコウの肝臓のことです。
「肝」という漢字には、肝臓、五臓のひとつという意味があります。
「あん」は魚のアンコウのことです。
つまり、「あん肝」はアンコウの肝臓という意味になるのです。
アンコウの産卵期は春で、産卵に向けて冬の間に栄養をためこみます。
アンコウの旬である12月から2月ころは、栄養をためこんだ状態です。
この時期の「あん肝」は、大きくて濃厚な味わいがします。
てんぷら、酢の物、鍋物などにして食べられています。
栄養価が高く、ビタミンAやビタミンDを含んでいます。
「白子」と「あん肝」の違い
「白子」と「あん肝」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも魚のある部分のことですが、何の魚なのか、どの部分なのかに違いがあります。
前者はオスの魚介の白い精巣のことです。
アンコウ・サケ・フグなどのものを食用としています。
後者はアンコウの肝臓のことです。
魚の種類はアンコウで、その他の魚の肝臓のことではありません。
まとめ
2つの言葉が指すものは、魚のある部分なのですが、どの部分なのかに違いがあります。