「たこ焼き」と「明石焼き」はどちらも庶民の味として人気の食べ物です。
よく似た2つの食べ物ですがどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「たこ焼き」と「明石焼き」の違いを解説します。
「たこ焼き」とは?
「たこ焼き」とは、「溶いた小麦粉の生地にタコなどの具材を入れ専用の鉄板を用いて球形に焼き上げた料理」です。
「たこ焼き」の使い方
丸い球形に焼き上げられた小麦粉の生地の中にタコなどの具材が入った料理で、お祭りや縁日の屋台で売られるようなB級グルメに分類される庶民的な食べ物です。
半球形にへこんだ専用の鉄板や銅板を用いて作られ、小麦粉を溶いた生地を流し込み千枚通しで器用に丸く転がして球形に焼き上げます。
焼き上がった生地を器に盛りソースと青のりなどをふりかけて完成します。
「明石焼き」とは?
「明石焼き」とは、「兵庫県明石市を発祥とするタコを具材に用いた軽食」です。
「明石焼き」の使い方
別名を「玉子焼き」といい、沢山の玉子を使ったふわふわの生地で具材のタコを包み半球形に焼き上げます。
生地には玉子のほか浮き子や沈粉と呼ばれる小麦でんぷんを使うのが特徴です。
焼きたての熱々をだし汁につけて食します。
「たこ焼き」と「明石焼き」の違い
「たこ焼き」と「明石焼き」の違いは「生地」と「味付け」です。
「たこ焼き」の生地は小麦粉ベースなのに対し「明石焼き」は卵がベースになっています。
味付けも「たこ焼き」はソース、「明石焼き」はだし汁と違いが見られます。
提供される店にも違いが見られます。
「たこ焼き」は祭りや縁日などの屋台のほか小規模な専門店でも提供されますが基本的には持ち帰り販売が多く、たこ焼きのみを店内で飲食する専門店は限られます。
「明石焼き」は店内で飲食する専門店で提供されることが多く屋台ではほとんど販売されません。
「たこ焼き」はおやつに近い感覚で食べられますが「明石焼き」はおやつよりは食事寄りの食べ物です。
まとめ
「たこ焼き」と「明石焼き」はどちらもタコを具材に使った球形の焼き料理ですが材料や味わいなど大きな違いがあります。
見た目は似ているものの実際には全く異なる料理なのでそれぞれの特徴を知り区別してください。