「普段着」と「平服」は同じ意味の言葉としてよく使われますが、これは間違いです。
この記事では、「普段着」と「平服」の相違点を分かりやすく説明していきます。
「普段着」とは?
「普段着」とは日常的に着る服を表す言葉であり、英語ではカジュアルと表現します。
「普段着」は基本的に家や自宅で日常的に着る服を表す言葉であり、緩やかなものや気楽に着れるものが多いのが特徴です。
「普段着」の反対語は「私服」や「制服」、「仕事着」があり、どちらも外用の服を示します。
これら外用の服は「余所行き」という言葉で括ることが可能です。
「平服」とは?
「平服」とは礼装ではなくてもいい服を表す言葉であり、自由度が高いフォーマルファッションを示します。
「平服」は「礼服」と対になっていることばであり、「礼服」よりも自由にしていい点が特徴です。
「平服」はあくまでも「礼服」の一種としてカテゴリー化されているものであり、「普段着」という意味は間違いとなっています。
「平服」は「礼服」よりも自由度は高いがカジュアルな服ではないので、時や場所に合わせて選ぶことが必要です。
「普段着」と「平服」の違い
「普段着」は自宅で着る服を表す言葉であり、緩くて着心地のいいものとなっています。
「平服」は「礼服」よりも自由度が高い服を表す言葉であり、「礼服」の一種であることから「普段着」とは別物となります。
「普段着」の例文
・『普段着としてジャージをよく使っているのですが、冬は結構寒いです』
・『普段着のスウェットが破れてしまったので、今年は福袋で新しいのを狙いたいです』
「平服」の例文
・『同窓会が開かれるので平服で行くかどうか迷っています』
・『研究会に行くために新しい平服を買いたいのですが、論文で時間が取れません』
まとめ
「普段着」は自宅で着るカジュアルな服を表す言葉であり、「平服」は「礼服」の一種であり、比較的自由度が高いものを示します。