この記事では、「精神障害者手帳2級」と「精神障害者手帳3級」の違いを分かりやすく説明していきます。
「精神障害者手帳2級」とは?
「精神障害者手帳2級」とは精神的な問題によって日常生活が著しく制限されてしまう人に与えられる障害者手帳です。
通院などの習慣となっている外出はできてもそれ以外の外出は誰かについていて貰わないと不安で不可能、清潔さや栄養バランスのとれた食事など生命維持に必要な物事に関心を抱けない、気分の低下によって体調も悪化し行動できないなどが挙げられます。
精神科に通院し薬を飲むことで症状が緩和され日常生活を送りやすくなりますが、逆に言えば通院や投薬がなければ日常生活に支障が出るレベルです。
「精神障害者手帳3級」とは?
「精神障害者手帳3級」は精神的な問題によって日常生活に制限や困難がある人に与えられる障害者手帳です。
通院などはもちろん会社で働くこともできますし人付き合いもできますが、他人とずれたところがあったりで配慮が必要となるなどが症状として挙げられます。
3級に当てはまる人は浪費癖や気分の浮き沈みが激しい、人と価値観が少しずれているなどなんらかの問題点が見受けられますが、変わった人の範疇におさまっていることが多いので、通院などはせず普通に生活している人も少なくありません。
「精神障害者手帳2級」と「精神障害者手帳3級」の違い
「精神障害者手帳2級」と「精神障害者手帳3級」の違いを、分かりやすく解説します。
日常生活に著しく支障が出る人に与えられるのが「精神障害者手帳2級」で、日常生活に問題はあるけれどある程度普通に生活できる人に与えられるのが「精神障害者手帳3級」です。
2級は生活に困ることから通院して発覚することも多いですが、3級は変わった人程度の認識で本人も周囲も精神障害者と気付かないことも少なくありません。
まとめ
大雑把に言えば誰かの手助けがないと生活にも支障があるのが「精神障害者手帳2級」で、手助けがあるにこしたことはないけれど、手助けがなくてもある程度なんとかなるのが「精神障害者手帳3級」と言えます。
3級は困る自覚がない人も多いですが、2級は本人が困っていることも多いので発覚しやすく、3級の手帳を持っている人よりも2級の手帳を持っている人のほうが多いです。