「不可思議」と「不思議」の違いとは?分かりやすく解釈

「不可思議」と「不思議」の違いとは?違い

この記事では、「不可思議」【ふかしぎ】と「不思議」【ふしぎ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「不可思議」とは?意味

常識では考えられないことが起きる現象を「不可思議」【ふかしぎ】といいます。

かなり強くありえないと思う気持ちが前面に出た人の状態が垣間見られる状況が目の前で起きているときよく使われている言葉です。

人が思っていることよりも遥か上をいく超常現象が起きたとか、空を飛ぶ謎の飛行物体を見たなど平常心ではいられない現象といった意味があります。


「不思議」とは?意味

自分の中で理解できないことに遭遇したとき、どうしてそうなるのか理解できない状態を「不思議」【ふしぎ】といいます。

普通ではありえないと思うことが実際起きている状況に、自分なりになぜそうなるのか考えてみても、やはり分からないと思う人の気持ちを表すわけです。

他の使い方としては、まったく能力がないと思う人が、やり遂げるのではないかと思うとき「彼が成功しても不思議ではない」と認めて受け入れるといった意味で使われることもあります。


「不可思議」と「不思議」の違い

「不可思議」「不思議」の違いを、分かりやすく解説します。

超常現象や得体の知れない生き物などを「不可思議」といい、恐怖を感じてしまうものを指します。

多くの人が見たこともないような物や光景を目にしたとき、人は不思議を通り越して自分はおかしいのではないかという錯覚に陥ってしまうのです。

もう一方の「不思議」は、言葉にできないほど自分にとって把握して受け入れられない状態を表します。

どうしてそのようなことになるのか分からないといった不安と、好奇心が入り交ざった気持ちを意味するわけです。

「不可思議」の例文

・『窓の外から赤い光線が入る不可思議な光景を目にして、腰を抜かす』
・『葉をめくると不可思議な形の虫が付いていて気持ち悪かった』

「不思議」の例文

・『液体が交じり合うと肉の味がしたので、不思議だと思った』
・『誰も乗っていない車の窓がひとりでに開いて、不思議に感じた』

まとめ

多くの人が見たことがない光景や物体を目にしたときは「不可思議」を使い、「不思議」は疑問に感じるようなことが起きたときの気持ちを表すというとき使うと覚えておくといいでしょう。

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