この記事では、「職人」と「会社員」の違いを分かりやすく説明していきます。
「職人」とは?
自分の技術を使って物を作ったり加工をしたりすることを職業とする人、特定の分野の技術者という意味です。
漆器作りを手作業で行う場合、その作業をする人は技術を必要とします。
素人が行ってもきれいに漆を塗ることはできません。
その人が持っている技術によって、美しい漆器が完成します。
このような職業をしている人を「職人」といいます。
漆器を作る人だけでなく、大工、表具師、木彫刻師、錫師など、さまざまな「職人」があります。
また、確かな技術や優れた技能を持つ人、その道の専門家も比喩的に「職人」ということがあります。
「会社員」とは?
会社に雇われて働いている人という意味です。
会社に雇われて働き、会社から給料を得て生活をしている人を指します。
「会社」という言葉を使っているように、この人が働いている場所は会社です。
国や地方公共団体の公務に従事する人ではありません。
この人たちが働いている場所のことを会社とはいわないからです。
国や地方公共団体の公務に従事している人のことは、公務員といいます。
働いていても、雇われていない人のことは「会社員」とはいいません。
自営業をしている人は、この言葉が指すものにはあてはまらないです。
「職人」と「会社員」の違い
「職人」と「会社員」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は、自分の技術を使って物を作ったり加工をしたりすることを職業とする人をいいます。
この人たちには技術があります。
後者は、会社に雇われて働いている人です。
技術の有無は問題にしていません。
働いている場所が違い、前者は大工、うちわ職人、表具師などのことをいい、この人たちが働いている場所は会社ではなく、後者は働いている場所が会社です。
まとめ
技術を使って物を作ったりする人のことなのか、会社に雇われて働いている人なのかという違いがあります。