この記事では、「精神力」と「集中力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「精神力」とは?
何かを成し遂げようとする意志の力という意味です。
「精神」には、物事をやりとげようとする心の働きという意味があります。
体を鍛えることで説明をします。
筋肉をつけるためには、それなりの負荷をかけて運動をしなければなりません。
負荷のかかる運動をしていると、「つらい」「やめたい」と思うこともあるでしょう。
しかし、体を鍛えるという目標を達成させるためには、ここであきらめてはなりません。
つらいと感じてもあきらめずに運動を続けられるのは、意思の力を使っているからです。
その意思の力を「精神力」といいます。
「集中力」とは?
ある物事に注意や気持ちを向ける能力のことです。
「集中」には、一つのところに集めることという意味があります。
つまり「集中力」とは、力を一つの事柄に向けることなのです。
テスト勉強のことで説明をします。
テストにでそうな事柄を暗記しているとします。
暗記をするためには、その物事に気持ちを向けなければなりません。
勉強中に「ゲームをしたいな」と考えたり、テレビを見るなど他のことをしているようでは、一つのことに気持ちを向けていない、集中していないといえます。
こういったことはせず、暗記をするなら暗記する事柄だけに気持ちを向けることが「集中する」ことで、その力を「集中力」といいます。
「精神力」と「集中力」の違い
「精神力」と「集中力」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は、物事を成し遂げようとする意志の力をいいます。
後者は、一つのものに気持ちを向ける能力のことです。
成し遂げようという気持ちを持っているかは関係ありません。
サッカーを上達させるためにつらい練習に励むことは「精神力」を使っているといえます。
サッカーの練習だけに気持ちを向けられるのは「集中力」があるからです。
まとめ
一方は物事を成し遂げようとする意志の力、もう一方は注意や気持ちを一つに集める力のことです。