この記事では、「脚立」と「踏み台」の違いを分かりやすく説明していきます。
「脚立」とは?
「脚立」は「きゃたつ」と読みます。
意味は「短いはしごを八字形に組み合わせて、天板をのせた高所作業用の台」です。
業界の基準では、「天板面までの高さが垂直で80センチ以上、2メートル以下とされています。
「脚立」の言葉の使い方
「脚立」は名詞として「脚立に乗る・乗った」「脚立を組み立てる」などと使われます。
「脚立」の語源は中国語の「脚榻子(ターツ)」という語で、「榻」は「体を乗せる長椅子や寝台」という意味です。
室町時代頃から使われる様になり、現在の「脚立」の意味になりました。
「踏み台」とは?
「踏み台」の意味は以下の通りです。
1つ目は「高いところに上るために足場とする台」という意味です。
業界の基準では、天板面までの高さが垂直で80センチ以下、はしごとして兼用できないものとされています。
2つ目は転じて「人を目的達成のための足掛かりとして利用すること」という意味です。
3つ目は「IT用語で、不正アクセスを中継するために利用するコンピュータのこと」という意味です。
「踏み台」の言葉の使い方
「踏み台」は名詞として「踏み台に上る・上った」「踏み台にする」などと使われます。
「踏み」は動詞「踏む」の連用形で「体重を掛けて足で乗る」という意味、「台」は「その上に物をのせたり、据えたりするもの」という意味、「踏み台」で「体重をかけて足で上に乗るもの」、転じて「人を利用して成功すること」として使われる様になりました。
「脚立」と「踏み台」の違い
「脚立」は「短いはしごを八字形に組み合わせて、天板をのせた高所作業用の台」です。
「踏み台」は「体重をかけて足で上に乗るもの」、転じて「人を利用して成功すること」です。
「脚立」の例文
「脚立」の例文は以下の通りです。
・『脚立に乗って電球を替える』
・『柿の実を収穫するのに脚立を使う』
「踏み台」の例文
「踏み台」の例文は以下の通りです。
・『踏み台を使って棚の上の者を取る』
・『彼は後輩を踏み台にして出世した』
まとめ
今回は「脚立」と「踏み台」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。