この記事では、「一転二転」と「二転三転」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一転二転(いってんにてん)」とは?
「一転二転」とは、「有り様がらりと変化することが続くこと」を意味する言葉です。
「一転」とは、「ひと回りすること」や「ひっくり変えること」、「1回転」という意味のほか、「有り様がらりと変わることやがらりと変えること」という意味を含める言葉になります。
したがって、「一転二転」は「一転した後にまた一転すること」を表した言葉と言えます。
「一転二転」の使い方
「一転二転」は名詞としてや、動詞として「一転二転する」というように使われています。
「二転三転(にてんさんてん)」とは?
「二転三転」とは、「物事の内容や状態、成り行きなどが、幾度も変わること」を意味する言葉です。
「二転三転」の使い方
「二転三転」は名詞としてや、動詞として「二転三転する」というように使われています。
「一転二転」と「二転三転」の違い
「一転二転」は「有り様などがらりと変化することが続くこと」という意味を表し、「二転三転」は「物事の内容や状態などが幾度も変わること」という意味を表す言葉になります。
一般的には「二転三転」が用いられるケースのほうが多く、ニュアンス的にも「二転三転」のほうがより意味が強調されていると言えます。
「一転二転」の例文
・『状況が一転二転し、多くの人々が混乱状態に陥った』
「二転三転」の例文
・『話が二転三転してしまい、お互いに話を円滑に進めることができなかった』
まとめ
・「一転二転」とは、「有り様がらりと変化することが続くこと」を意味する言葉です。
・「二転三転」とは、「物事の内容や状態、成り行きなどが、幾度も変わること」を意味する言葉です。
・「一転二転」は「有り様などがらりと変化することが続くこと」という意味を表し、「二転三転」は「物事の内容や状態などが幾度も変わること」という意味を表します。