日本語の敬語の使い方というのは難しいというのは特に日本語を学習している外国人や日本人でさえ思っていることでしょう。
同じ言葉を使うにも、ただ丁寧な表現、尊敬、謙譲表現などたくさんあります。
例えば「教えてくれてありがとう」は敬語でしょうか。
それでは、この「教えてくれて」とはどういう意味でしょうか。
また、敬語表現として「教えてくださり」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「教えてくれて」と「教えてくださり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「教えてくれて」とは?
「教えてくれて」とは、文字通り、何かを教えてもらったことに言及する言葉として使われています。
多くの場合には、その後に「ありがとうございます」のようなお礼の表現が続きます。
「教えてくださり」とは?
「教えてくださり」とは、文字通り、何以下を教えてもらったことに対してお礼などを述べるときに使う言葉です。
多くの場合には、その後に「ありがとうございます」のようなお礼の言葉が続きます。
「教えてくれて」と「教えてくださり」の違い
「教えてくれて」と「教えてくださり」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、何かを教えてもらったということを表すという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「教えてくださり」は「教えてくれて」を尊敬語にしたもので、目上の人に対して使う敬語ということになります。
したがって、意味としては全く同じです。
敬語としては、「くれる」という言葉の尊敬語が「くださる」になるので、他の部分には敬語表現はありません。
「教えてくれて」の例文
・『教えてくれて助かりました』
・『教えてくれてありがとう』
「教えてくださり」の例文
・『教えてくださり感謝いたしております』
・『教えてくださり誠にありがとうございました』
まとめ
この記事では、「教えてくれて」と「教えてくださり」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。